ケイ素の結晶には、石英、クリストバライト、トリジマイト、等があります。
籾殻中のシリカは非晶質ですが、籾殻を1500度以上の温度で燃焼させると、非晶質ケイ素はクリストバライトに結晶化してしまいます。
結晶質珪素である石英(水晶)、クリストバライト、トリジマイトは国際化学物質安全性カード(ICSC番号:0808, 0809, 0807)によると、それらの粉体はカテゴリー1の発癌性物質となっています。
※世界保健機構(WHO)及び国際がん研究機構発表による
しかし非晶質ケイ素は、石英、クリストバライト、トリジマイトなどの結晶性シリカとは異なり、発がん物質との報告はありません。
中でも植物性ケイ素は、私たち人間との親和性が高く世界保健機構(WHO)などでも安全性が確認されています。
籾殻シリカを安全に使用するためには、非晶質の状態で使用しなければなりません。
非晶質ケイ素を含む植物を1500度以上燃焼するとクリストバライトに結晶化することを確認すると同時に、1400度までは安全な非晶質ケイ素として取り出す方法が発見されました。これにより、1400度までの籾殻の燃焼、ガス化によるエネルギーの回収が可能になり、得られる燃焼灰、ガス化残渣は安全な非晶質ケイ素として回収でき、利用できる事が可能になりました。
ケイ素の補給から体外への排出については、すでに体内動態試験によって明らかとなっている。
摂取されたケイ素は、腸によって吸収され、約120分で血清内のケイ素濃度が上昇することが確認されています。そして生体内で重要な役割を果たしたケイ素は、3時間から9時間かけて尿中から排出されます。
この時、過剰に摂取されたケイ素や吸収に至らなかったケイ素も排出されます。
したがって、たとえ必要以上のケイ素量を摂取した場合でも、人体に影響がなく安心して補給ができることが分かっています。また、100名規模の臨床試験においても、摂取後の腎機能検査を行ったが、一例の損壊も発見されなかった。無毒無副作用が証明されている。
イネの根は土中のVA菌根菌とが共生しており、そのVA菌根菌とイネが持つ溶解成分(クエン酸)との融合作用により、土中のケイ素は溶解·解毒され、茎や葉、もみ殻へと吸収されます。この働きにより、私たち人間と親和性が高く、安全な植物性ケイ素となります。
もみ殻由来のケイ素はもみ殻が地中から吸収した豊富な微量栄養素を含んでいることに加え、人体との親和性が良好であることから、各臓器機能を正常へと改善及び維持する機能を有するためと考えられる。
また、腸内環境の調節によリ栄養吸収、排泄物の排出、体質を増強し免疫力の増加をも促し、自身の自然治癒能力によって病気を克服するものであると考えられる。
もみ殻はケイ素含有量が約20%と高く、抽出効率が良い。
また、ケイ素を含む他の植物と比べもみ殻は豊富な栄養素を持つ。