アルギニン点滴療法

アルギニンは「非必須アミノ酸」と呼ばれる体の中で作り出せる栄養素ですが、その生成量は少ないため、不足した分は外から補う必要があります。そのため「準必須アミノ酸」、「条件付きのアミノ酸」と呼ばれることもあります。

アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促進させる作用があります。成長ホルモンが分泌されることで、食欲を抑え脂肪の代謝を促す、筋肉量の維持と増強が期待できます。また、アルギニンは免疫細胞であるマクロファージが活性化するよう働きかけるため、細菌やウイルスに負けないよう免疫力が強化できます。炎症や傷の修復を早める効果も期待できるので、病院では手術後にアルギニンの入った点滴をするところもあります。

アンモニアは疲労物質の一つとされており、アルギニンはこのアンモニアの増加を抑えてくれます。疲労がうまく取れなかったり、トレーニングをしてもうまく筋肉がつかない時にも、アルギニンを補給することはお勧めです。

アルギニンが体に入ると、体内で重要な働きをする一酸化窒素が増えるため、血管の壁が柔らかくなり血流が促進されます。血管の壁が柔らかくなることで、動脈硬化や高血圧のリスクを下げます。冷え性やEDの改善にも効果的です。

また角質層の天然保湿因子の約40％がアミノ酸ですので、全身の皮膚の保湿効果も期待されます。

アルギニン点滴の特徴

• 食事量が減ってしまった
• 筋肉に栄養を与えたい
• これから運動をしに行く
• 冷え性で困っている
• 怪我をしてしまった
• 体に疲れが溜まっている
• 肌荒れが気になっている
• 体の中の脂肪と糖を減らしたい