幹細胞から分泌される成長因子やサイトカイン等の生理活性物質が、
体内にある幹細胞や再生能力の高い細胞に直接働きかけて組織の再生を促す作用があります。
組織・神経修復作用 抗炎症作用 抗酸化作用 創傷治癒作用 免疫調整作用等
リスクと副作用について
注射や点滴による穿刺部の痛み、内出血、神経障害などの副作用は稀に見られます。
アレルギー反応は殆どないと言われていますが、過去にアレルギー反応を起こしたことがある方はご相談ください。
本治療に用いる未承認医薬品等は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。
院内調剤(一部外部委託)として、適法に調剤しています。
日本では、未承認医薬品を、医師の責任において使用することができます。
点滴などの溶液に培養上清液を入れて、ゆっくりと静脈内に投与します。培養上清液に含まれる多種多様のサイトカインが、体内の損傷している部位の細胞を活性化し、様々な老化現象を改善することが期待されます。 病気を治療するものではありませんが、障害環境の改善や障害細胞の代謝促進で広範な疾患の予防効果や疾患改善の補完療法となります。
「幹細胞培養上清液」がもつ効果の特徴として「損傷部位の修復」があります。弱っている細胞部分を補いますので、投与の仕方によって効果の現れ方は異なりますが、身体や肌が回復を求めている部位から改善されていきます。また、定期的な治療により老化予防、薄毛治療、健康維持にもつながることも期待されています。
適応の臓器(機能障害の軽減)
通常の点滴では培養上清液の有効成分は脳内毛細血管の脳血液関門を通過する事が出来ません。そこで脳に疾患がある場合や老化による機能低下がある場合には、点滴ではなく点鼻によって投与します。
適応の症状
幹細胞は、様々な細胞に分化する能力(多分化能)を持った特殊な細胞で、再生医療に用いられ難治性の病気に対する効果も期待されています。
この幹細胞を、特殊な培養液を用いて増やしてゆく過程で、幹細胞は培養液中にたくさん成長因子、免疫調整因子、抗炎症性因子、神経再生因子など有効活性成分を分泌する事が分かっています。培養した後に細胞成分を取り除き、有効活性成分を多く含む液体部分だけを抽出したものが幹細胞培養上清液になります。
幹細胞培養上清液吸入療法によって、脳と肺の機能低下を改善
幹細胞培養上清液の投与法としては、肺や脳を対象にした場合、肺と脳に直接有効活性成分を届けるネブライザーによる吸入法がより効率的です。
老化による脳機能低下や肺機能低下の改善には最適な治療法です。
鼻腔に吸入された幹細胞培養上清液の微粒子は鼻腔粘膜に付着して嗅覚障害部位に作用し、また一部は嗅神経のルートに沿って脳内に達します。
一方、鼻腔から咽頭、そして気管支、肺胞へ到達します。
鼻腔を通らずに口腔から舌や咽頭、気管支、肺胞のルートもあります。
適応の症状
培養上清液に含まれている有効再生因子には、抗炎症作用、血管再生や血管新生作用、活性酸素除去作用、組織修復作用、免疫調節作用、神経細胞修復再生作用、幹細胞分化促進作用などの作用が知られています。
吸入療法でこれらの有効再生因子を、脳神経系や咽頭・呼吸器系に直接作用させた場合には、下記の症状や障害を修復し改善する可能性があります。
脳神経系
咽頭・呼吸器系
脳や呼吸器系の加齢性変化で上記の症状がある方や、すでに脳神経系や呼吸器系に障害のある方も是非、吸入療法をご検討ください。
サイトカインの種類 | 主な効果 |
---|---|
血管内皮細胞増殖因子:VEGF | 発毛、育毛、ゴースト血管抑制 |
上皮成長因子:EGFとFamily | シミ、くすみ改善、表皮代謝の改善、シワ改善 |
ケラチノサイト成長因子:KGF | 発毛、育毛効果 |
インシュリン様成長因子:IGF | 皮膚再生、シワの改善、張りや弾力の再生 |
血小板由来成長因子:PDGF | 細胞分裂の促進、損傷組織の増殖・再生 |
トランスフォーミング成長因子:TGF-β、TGF-αとそのFamily | 抗炎症、創傷治癒や細胞の増殖促進 |
肝細胞増殖因子:HGF | 組織再生・活性 |
神経系栄養因子 | |
CNTF(毛様体神経栄養因子) | 神経幹細胞の増殖促進・活性 |
GDNF(グリア細胞株由来神経栄養因) | 神経細胞の分化・成長、ドーパミン取り込み促進 |
NGF(神経成長因子) | 神経伝達物質の合成・促進、神経細胞の維持、細胞損傷時の修復、脳神経の機能回復、アルツハイマー病・痴呆症の予防 |
BDNF(脳由来神経栄養因子) | 神経細胞の生存維持・成長促進、アルツハイマー病・認知症予防 |
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