加齢により
皮膚や肝臓や肺など臓器の毛細血管が減って、酸素や栄養が臓器に届かなければ、臓器は酸素と栄養が不足して委縮して機能低下を生じ、老化が進行し病気を起こすリスクが高まります。筋肉の減少も同様に老化を進行させる大きな要因です。VRCトレーニングは、短時間で楽に行える毛細血管と筋肉の強化法です。
毛細血管は年齢と共に減っていく!
毛細血管は、酸素と栄養を体のすみずみまで送り届ける大切な働きをもっていて、全身の血管の99%を占めています。ところが、毛細血管は年齢と共にゴースト血管となり減少し、60~70歳代の人は20歳代に比べて、毛細血管の数が約4割減少していました。
筋肉は年齢と共に減っていく!
筋肉には糖や蛋白が貯蔵され、また筋肉にはミトコンドリアが多くここでエネルギーを産生しています。それによって動くためのエネルギーや新しい細胞を作るエネルギーなどが賄われます。熱を作って体温を上げる役割や、基礎代謝を上げる、血糖値を下げる、血液循環を改善し血圧を安定させる、ストレスに強くなる、気分を安定させるなどの役割もありますから、筋肉が減ると老化が進行するのです。
※サルコぺニア:「筋肉量」の低下に「筋力」または歩行速度などの「身体機能」の低下がみられる状態
NASAの宇宙飛行士が無重力による筋力低下防止目的で開発された機器です。
上腕部や大腿部を専用ベルトで巻いて、エアーで加圧と解放を繰り返すことによって、筋肉の血流を制御して行うトレーニングで、これは血管の幹細胞を刺激して毛細血管を、そして成長ホルモン分泌を刺激して筋肉の増加を促すことに有効です。
足腰が弱って来ると老化が始まっています。トレーニングは継続することが重要ですが、継続の条件として短時間で苦しくないことが挙がられます。
座った状態や寝た状態で、短時間の加圧と解放を繰り返して行うのですが、簡単な手足の運動を加えると効果的で、通常の筋肉トレーニングの約4倍の効果が得られます。血流制限に適した圧力は各個人で異なりますが、AUTOVRCは元宇宙開発事業団所属の医学博士が開発・特許を取得した技術と特殊なセンサーで、個別に最も適した圧力値を正確に計測することに成功しました。
通常の加圧トレーニングよりも、短時間で筋肉が低~無酸素状態となるので、通常の3分の1以下の軽負荷のトレーニングだけで強いパンプアップ(筋肉が張る状態)が起こります。低酸素にすることで、筋線維内に運動による疲労物質である乳酸が大量に蓄積して、高負荷のトレーニングをした時と同じ状態が形成されます。このトレーニング中に成長ホルモンの大量分泌が行われ、それによって筋線維が増加し脂肪組織は燃焼します。睡眠改善や美肌効果なども期待できます。この様に腱や関節に負担をかけないで、効果の高いトレーニング効果を得ることが出来ます。
項目 | 時間 | 料金 |
---|---|---|
Care トライアル | 30分 | 無料 |
Care 1カ所 1回 | 30分 | 2,500円 |
Care 1カ所(5回コース) | 30分 | 11,500円 |
Care 1カ所(10回コース) | 30分 | 22,000円 |
Care 2カ所 1回 | 60分 | 3,500円 |
Care 2カ所(5回コース) | 60分 | 16,500円 |
Care 2カ所(10回コース) | 60分 | 31,000円 |
含まれるもの | 価格 |
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・本体 ・カフ(ベルト)一式(トレーニング用・駆血用/腕・脚) |
1,200,000円 |
VRCの小型化に成功し、移動式VRCが誕生しました。
好きな時間に好きな場所で、本格的なVRC®トレーニングが出来るように開発された個人用トレーニング装置です。
※本装置は、老化防止目的だけでなくアスリートの強化目的にもご使用いただけます。
安全を第一に考えて作られていて、非常に簡単な操作でカフ(帯)を使用して腕や脚を加圧するため、高い効果のトレーニングができます。テレワークや自粛生活で、増加した体重の減少や、衰えた身体の筋力や免疫力の強化に是非ご利用ください。
部屋の空きスペースで行う筋トレだけでなく、階段の上り下り、ウォーキングなど、移動しながらのトレーニングも可能にしました。ご自宅での筋力トレーニング効果を飛躍的に伸ばすことができます。
Q 予防医療クリニックの特徴を教えてください。
病気を治療するクリニックは沢山ありますが、東京予防医療クリニックは、癌や認知症など病気の予防や老化の予防を専門とするクリニックです。
Q VRCを診療に取り入れているのは、どんな目的ですか?
病気には必ず原因があります。病気の最大の原因は老化なんです。最近の研究で、老化が進むのは、筋肉の衰えと血管の衰えが関わっていることが判ってきました。
筋肉や血管を鍛える機器として、日本人の山崎先生がVRCを開発されました。それをNASAが宇宙飛行士の筋肉と血管を強化に採用しました。
当院もVRCを老化予防目的でクリニックで使っています。
Q 筋肉の衰えと病気の関係について、もう少し教えてください。
筋肉の働きには、歩いたり、手で物をつかむだけでなく、たくさんの機能があります。血糖と深いかかわりがあり、糖を貯蔵したり、糖を燃やしてエネルギーを供給したり、体温を生み出したり食欲とも関係していて、免疫機能の保持、脳の神経保護や脳血流増加など、多彩な働きがあって若さの維持に極めて重要な関りがある臓器なんです。この筋肉は30歳ころから減少しはじめて70歳代で約3割~4割減ってしまいます。ですから筋肉の衰えで老化が進行し、病気にもなりやすくなります。
Q 血管の衰えと病気の関係についても、もう少し教えてください。
血管の役目は、酸素や栄養成分を細胞に届ける大事な役割があります。実際の栄養や酸素のやり取りは、細胞と細胞の間をびっしりと張り巡らされている毛細血管で行われます。しかしこの毛細血管は70代の人は20代に比べて、約4割も減少しています。これを幽霊血管、ゴースト血管といいますが、加齢でゴースト血管が増えていくのです。そうなると、栄養、酸素が運ばれなくなるので、その付近の細胞は死んで臓器は委縮していくのです。当然、臓器の機能低下が生じて、老化が進み、病気も発症してきます。
Q 筋肉や毛細血管を減らさない方法はありますか?
老化では、筋肉の減少と血管の減少が同時に起こっており、老化に拍車をかけています。
筋肉や毛細血管を減らさない方法は筋肉運動に限ります。1日 6000~8000歩歩き、1時間程度の運動を週に2回程度必要です。
しかし、実際には、腰痛があったり、膝関節が痛かったり、あるいは高血圧や心臓病があるなど、あるいは疲れやすいなど、理想的に十分な運動が出来ない事情も多くあります。
Q VRCのメリットを教えてください。
筋肉を使うことで、筋や血管の減少を抑えることが可能です。VRCの良い点は、汗をかいて運動しなくても、ただVRCをセットして、椅子に座っているだけで効果が出ますから、膝関節が痛くても可能です。また、20分くらいのVRC使用で1時間の運動効果が得られるので、効率が良いのが利点です。
Q VRCの筋肉や血管に対する効果の原理は?
VRCによって、ベルトで血管を2分間圧迫して駆血し、その後一気に除圧して1分間の血流開放をします。これによって無酸素運動と有酸素運動を繰り返した状態となり、これを5回から10回繰り返します。これにより一時的に血中に乳酸が増加して、脳から成長ホルモン分泌され、筋肉成分の合成と脂肪組織の燃焼が促進されます。血流の開放により血管幹細胞は稼働して新たな血管が作られます。血流は増加しますが、これは下肢だけでなく、脳血流増加があり脳神経機能活性化にもなります。有酸素と無酸素の繰り返しはエネルギー産生に関係しているミトコンドリアの増生にもつながります。これでエネルギー産生が増加し代謝が亢進しますので若返りが期待できます。
Q 患者様の例を教えてください。
歩く速度が遅くなった、歩幅が小さくなった、階段を上るのがつらい、椅子から立ち上がるのが辛いなどの症状が出てきたら、筋肉の減少が始まっているのでVRCを始めてくださいとVRC訓練をお勧めします。VRCは椅子に座っていても出来ます。膝関節が痛くても関係ないです。飽きっぽくても15~30分のVRCで1時間くらいの運動に相当するので、継続できます。何よりもVRC使用中は血流開放の瞬間は爽快な気持ちになりますし、治療中に辛いことは何もありません。
治療から3月後には、歩くスピード改善だけでなく、冷え性とか、足のだるさ解消、しびれ解消なども改善します。
特に女性に好評なのは、ホルモン増加により筋肉増えて、脂肪が燃焼するので、ダイエット効果があり、美肌、美髪などの美容効果も期待できる点です。