運動器損傷に対する再生医療

運動器損傷の再生治療厚労省認可 計画番号:PB3230074 第二種再生医療

肩の痛み、腱板損傷や断裂などに対する幹細胞再生治療

スポーツや仕事などで肩や腕などに過度の負荷がかかって、靭帯、腱、筋肉などの軟部組織が損傷した場合に、治療しても症状が改善せずに運動障害のある方や、手術は受けたくないとお考えの方が対象です。
患者様本人の脂肪組織から採取した幹細胞を培養増殖させ、その幹細胞を症状の現れている患部に直接注射することで、幹細胞が持つ多様な細胞への分化能力によって損傷部分が再生修復されます。
また、脂肪由来幹細胞は炎症を抑える効果のある物質を多数分泌するので、炎症を抑えて症状の悪化を防ぎ改善効果があります。
この様に再生医療によって、疼痛、機能低下、関節の違和感や不安定感などの症状が改善され、運動障害が改善されます。

治療実績のご紹介

症例1)61歳男性 左肩腱板完全断裂(大結節上面小断裂)

治療実績のご紹介1

自己脂肪幹細胞(2単位:2億3000万個)を患部に注入した。(費用:154万円税込)
肩外転装具で3週間の固定後にリハビリを開始した。
通常の生活をされて3ヶ月後には疼痛も可動域も著明に改善しゴルフ完全復帰された。
MRIで腱板断裂部位に組織再生によると考えられる連続性が確認される。

症例2)51歳男性 左腱板不全~完全断裂(大結節上面滑液包面~小断裂)

治療実績のご紹介2

自己脂肪幹細胞(2単位:2億3000万個)を患部に注入した。(費用:154万円税込)
肩外転装具で1週間の固定後にリハビリを開始した。その間、仕事も通常通りされた。運動時の激痛が8から2へ著明改善、ただし結帯や水平内転はまだ硬い。投与後1月のMRIでは、すでに腱板滑液包面断裂部表層や欠損部に組織再生と考えられる像が見られる。

再生治療のリスクや副作用について

幹細胞治療で使用される脂肪幹細胞は、自分の体から取り出した脂肪幹細胞を培養し、投与する治療なので直接的な副作用はほぼありません。
また、iPS細胞で懸念されるガン化についても、心配はいらないでしょう。
脂肪組織を採取する際に注射針などで内出血が生じたり、脂肪採取した傷付近が痛むなど、また静脈投与後の発熱などが稀に報告されています。
また、稀に麻酔によるアレルギー症状の例があります。

再生治療の流れ

腹部の皮下脂肪を少量採取し、これに含まれる脂肪幹細胞を培養増殖させて、これを直接、注射で傷害部位に投与し、傷害組織を修復再生します。

  1. 事前の診察
    診察やMRI検査によって、損傷部位や程度を確認します。
    治療前に、再生医療の治療内容や目的、安全性などをご説明いたします。
  2. 事前検査(感染症検査)
    患者様に同意をいただいた後に、特定のウイルスや細菌に感染症の有無についての検査をいたします。
  3. 脂肪採取
    腹部に5㎜程度の切開を入れて、ごく少量の脂肪を採取します。時間は約20分で終了します。
  4. 幹細胞培養
    採取した脂肪は無菌加工されます。酵素処理により脂肪から脂肪幹細胞を分離し、培養容器内で2~3週間ほど培養して増殖させます。その後、細胞数や生存率の検査、品質試験などを行います。
  5. 幹細胞投与
    投与当日に、再度診察で投与部位の確認を行い、局所浸潤麻酔を行った後に、適正数の培養幹細胞を注射によって患部に投与します。
  6. アフターフォロー
    幹細胞の投与後は定期的に検診とリハビリテーションを行い、患者様のご要望が叶えられるようにサポートします。

治療が受けられない場合

  • 本再生医療の同意説明文書の内容をご理解いただけない方
  • 脂肪採取時に使用する麻酔薬に対して過敏症のある方
  • 妊娠している可能性がある方
  • 治療担当医師が本再生医療の施行を不適当と認めた方
  • 20歳未満または85歳以上の方
  • 最近6ヶ月以内の病原性微生物検査(HIV、梅毒など)で陽性の方

運動器損傷再生治療 施術価格Treatment price

運動器損傷再生治療 施術価格
幹細胞再生療法 1単位 880,000円
2単位 1,400,000円
3単位 1,700,000円
輸送管理料金(搬送&搬入) 38,000円
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